令和5年2月定例府議会の閉会にあたってのご挨拶
2019年12月初旬、中国・武漢で第1例目の感染者が報告されてから、わずか数カ月の間で、パンデミックと言われる世界的な流行となった新型コロナウイルスも、ようやく収束を迎え、3月13日からはマスクの着用は個人の判断が基本となりました。5月8日からは、感染症の分類も「5類」へと移行し、コロナ禍前の生活に着実に戻りつつあります。
改めて、新型コロナウイルスによりお亡くなりになられた方々に、心よりお悔やみ申し上げます。
また、これまで、医療や福祉の現場で治療・看護・介護にあたってこられた関係者等の皆様、及び府民・事業者の皆様ご協力に、深く感謝を申し上げます。
さて、2月22日に開会した令和5年2月定例府議会は、約3兆8000億円規模の令和5年度一般会計予算案をはじめ議案103件が上程され、本会議での質疑・質問、常任委員会での審査を経て、閉会日の3月17日に採決が行われ、賛成多数で可決し、会期24日間にわたる論戦に幕を閉じました。
開会日に吉村知事から説明のあったように、今回の予算案は新型コロナ対策や物価高騰対策を着実に進めるとともに、大阪・関西万博のインパクトを最大限活かした大阪の成長・飛躍に向けた施策に重点的に取り組むために編成されたものであり、編成にあたっては、府職員の皆さんが連日必死に汗をかき、知恵を出し合って練り上げた予算案等であることから、全て賛成させて頂きました。
私は、3月6日に開会された本会議におきまして、私にとって今任期最後となります一般質問に立ちました。
今回、一般質問にあたり、府の理事者と連日にわたり意見交換を重ね、現状の課題を洗い出し、喫緊の課題について整理を行ってまいりました。今回はSDGsの理念である「誰一人取り残さない」を大きなテーマとし、「孤独・孤立対策」「障がい者の就労支援」「カーボンニュートラルの実現」「大阪府域への観光客の周遊促進」「商店街の活性化」及び「G7大阪・堺貿易大臣会合」の全7項目にわたり質問を行いました。各部局長からは、全ての質問に対して、力強い答弁を得ることができました。
警察常任委員会では、4年間、警察常任委員として活動してきたことを総括した上で、現在、世間を震撼させております強盗事件等への対応と、山岳救助の現状と対策について、質問を行ってまいりました。
また、3月16日には、2025年大阪・関西万博推進特別委員会が開会され、これまでの活動成果をもとに、提言・提案等を取りまとめた委員会報告書案が了承され、委員会閉会後は全委員で、森和臣議長へ最終報告を行いました。
結びに、今任期最後の府議会は無事閉会しました。これまで4年間活動して参りました実績を糧に、今後も大阪府政の発展のため、精一杯頑張って参ります。