奴井和幸 還暦を迎えて
暦の上で、9月といえば「初秋」の季節ですが、連日連夜、猛暑が続き、秋まだ遠い日々ではございますが、皆さまにおかれましては、日々元気にお過ごしでしょうか。私は、暑い中でも元気いっぱいで活動中です。
さて、誠に僭越ながら、令和7年8月30日で60歳となり、無事に還暦を迎えることができました。還暦はその名の通り、「元の暦に還る」の意味で、「元の暦」というのは、「自分が生まれた年の干支(えと)」のことで、「還暦=自分が生まれた年の干支に還る」ということを表すそうです。私が、ここまで、無事に過ごせて来られたのも、ひとえにお支えいただいた皆様のおかげでございます。これまでのご厚情に対し、厚く御礼申し上げます。
私は、昭和40年にこの世に生を受けて以降、活発な青少年時代を過してまいりました。そして、平成5年10月の堺市議会議員補欠選挙で、皆様からのご信任を賜り初当選させていただき、私の議員人生がスタートしました。堺市議会議員を1期務めた後、平成7年4月の大阪府議会議員選挙に立候補し、改めて皆様からのご信任を賜り、大阪府議会議員として初当選させていただきました。以後5期20年にわたり、皆様からのお力添えをいただきながら、「魅力ある大阪・堺市づくり」のため取り組んでまいりました。
大阪府議会では、土木建築と総務の両常任委員会委員長を務めさせていただき、そして、平成29年には、全府議会議員の先生方からご推挙いただき、歴史と伝統ある大阪府議会の第112代副議長に就任させていただきました。今振り返りますと、副議長就任当時は、これほど身に余る光栄なことはないと誇りに感じる一方、副議長という重責を痛感し、皆様からのご期待に応えられるよう、しっかり地に足をつけて取り組んでいくことを胸に刻んだことを思い出します。府議会副議長時代に取り組んだこととして一番の思い出は、2度目となる大阪での万博開催に向けた誘致活動です。他の大阪府議会議員とともに各地を奔走し、誘致成功に向けての機運醸成活動を行ってまいりました。そして、私が副議長退任後の平成30年11月、第175回BIE(博覧会国際事務局)総会で開催地が大阪に決定したときは、これまでの活動が実を結んだことへの感激と、ご協力いただいた関係者の皆様への感謝の念が一気にこみ上げてきました。
現在、大盛況の2025年大阪・関西万博も、いよいよ10月13日に閉幕を迎えます。これまで来場された多くの方々からは、感動のお声をお聞きしております。万博の効果を一過性のもので終わらせるのではなく、これからもここ大阪の地から「いのち輝く未来社会のデザイン」が発信され、大阪が日本全体の成長の礎となる役割を果たすことを切に願っております。
ひと昔前までは、還暦といいますと、高齢者を祝うというイメージでしたが、今や還暦は、高齢世代ではなく、まだまだ若さと情熱にあふれ、現役としての活躍が求められている世代というイメージに大きく転換しております。
還暦を迎えた、私、奴井和幸は、これからも若さと情熱、そして行動力を十二分に生かし、府政に関するPR活動をはじめ、地元の皆さまの御活動に積極的に参画し、皆さまとの対話を大切にして、大阪府政の推進に積極果敢に取り組んでまいります。
皆様におかれましては、今後とも、御理解、御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。